2013年11月28日木曜日

はじめてメキシコの旅6 イエルベエルアグア

オアハカ観光だったら、イエルベ・エルアグアに行った方がいいよ!色々な人に薦められました。そして、全員から格安バスツアーがいいよ!と言われました。果てしなく遠い山道な上、交通手段であるバスの乗り方がむずかしいそうです。
素直な私たちは現地ツアーデスクでバスツアーを手配。トゥーレの木、織物工房、イエルベ・エルアグア、ミトラ遺跡、メスカル工場、途中でランチ場所にもよって200ペソ、約1600円(ほんとに安っ!!)の一日ツアーに身を任せることにしました。

朝、ホテルまでワゴン車が迎えに来てくれたので早速乗り込むとまだガラガラ。ベストポジションの席をゲットし座っていると、その後、乗るわ乗るわ、メキシコ人、中国人、イギリス人、ウクライナ人、韓国人、アメリカ人に私たち日本人。それにスペイン語と英語が堪能なおばちゃんガイドが付きました。いやー面白いバスでした。

朝のバスの中。テンションMAX

私たちのテンション、後ろのイギリス人のテンション、、笑

まずはトゥーレの木 Árbol del Tule 見学。オアハカ市から9キロほど離れたサンタマリアデトゥーレSanta María del Tule にある巨木。

トゥーレの木

大きいです。世界で一番大きいのではなく、一番太い木とのこと。ちょっと微妙、そして正直笑 太さに関してはギネス認定もされているそう。巨木、としてより信仰の対象として大切にされている印象をうけました。

トゥーレの木の幹

樹齢は6000年とも言われますが、本当のところは1500年くらいとか。それでもスゴイ!高さは42メートル、幹回りは60メートルも。柵の中に入るには5ペソかかるんだけど、入らなくても大丈夫です笑 

トゥーレの木と美人

これは私たちじゃありません。隠し撮りした美人です。
私たちはこちら。

テキーラを見てポーズを取る友人

近所の売店で遊んでました。

弾けきれてない私


ひとしきり遊んだ後、ベスポジ席をキープするため慌ててワゴンに戻るとやっぱり!色んな人の席が入れ替わり、イギリス人妻が狭いから嫌だとダダをこねている始末。その後ガイドさんがなぜか車中で立っている…?よくよく見るとイギリス人妻がガイドさんの座っていた助手席をゲットしてました。席横取り?!日本人にはない感覚…。まあベスポジ席とってる私たちが言えた義理じゃないんですが。

そんなバスですが車窓の景色は素晴らしかった。

片田舎っぽい建物

車窓に見えた建物も徐々に遠ざかり、壮大な景色が広がります。

牧場でしょうか
広がる草原まばらな牛

そのあと、織物実演販売所にいきました。

実演販売風景

このおじさんが、一生懸命実演してくれたんですが、私は売りつけられないよう心を石に。


実演販売の向こうに友人が。

結果として買ってる人が見当たらなかったので逆に心配になりましたが、、。
やっぱりここにもガイコツはいました。

ガイコツがいれば私は満足。

次はいよいよイエルベ・エルアグア!

広大な道路

バスがガタゴトいいだし、車窓の風景もかなり変わりました。

荘厳な山並みが広がります

美しい山々が目立ち始めバスは山の奥へ奥へ進みます。
車は揺れ始めボコボコ。不安げな乗客を尻目に快走するバス。
様々な山を抜け、山道を通ると民家がポコポコでてきます。
ここまで大体1時間くらい。

やっぱりカラフル
たまたまじゃなくずっと外をみているおっちゃん

そして犬が沢山放し飼いになっていました。村の路地では犬たちが駆け回って遊んでいました。犬好きにはこたえられない風景。ただ犬の放し飼いはわかりますが、

犬はのんびり放し飼い

まさか牛も放し飼いとは。
10頭ほどの牛の群れにバスは併走され、抜かされていきました。牛って走ると速いんですね。

牛もざっくり放し飼い

のどか、を超えた風景は他にも沢山ありました。山羊とおっちゃんと犬の一幕。山羊を連れ、肩からは鍬を下げ農作業に出かけて行くおっちゃんの後ろを、犬たちは跳ね回りながらついていく…。遠く離れたメキシコの地なのに、なぜだか懐かしい原風景。動物と人間が普通に共存する村。昔の日本もこうだったのではとうらやましく思いました。慌てシャッターを押したのですが見とれていたようで彼らはすでに遥か彼方。でも、この青い空です!

ヤギと人と犬

そして、その出会いは突然に。出てきました、この看板!!

イエルベエルアグアと書いてあります

バスを降りるとみんながまず走ったのはもちろんココ!この美しい建物からは計り知れませんが、もちろんトイレ!

可愛いトイレ

まずこの場所に水洗トイレがあることに乾杯。有料5ペソでしたが当然でしょう。
トイレで長ズボンを短パンに履き替え意気揚々と歩いていくと…

イエルベエルアグア

出ました、イエルベエルアグアです!!

イエルベエルアグア

あれ?あのプールなに?え、天然の石?!

イエルベエルアグア

鬼の洗濯岩を思い出します。

イエルベエルアグア

秘境…なんですが、普通に市民プールにしか見えません。しかし、このプールの向こうは切り立った崖なんです。

崖に怯えるも写真が撮りたい私

さて、イエルベ・エルアグア Hierve el Agua。オアハカから70キロほど車で二時間ほど。遠い遠い場所です。


泳ぐ白人 足だけ日本人

なぜこんなものが出来たかというとというと、炭酸水がこの場所から湧き出し(水が湧き出しているところは立ち入り禁止でした)、湧き出した水はミネラルを多く含むため、数ミリグラムずつ沈殿物を残し、何千年何万年にも渡り、水の層を何重にも重ねることで異様な形の崖が出来上がっていったとのことです。

イエルベエルアグア
                    
それは30メートル下の渓谷まで達します。下からみると本当に滝みたい…だったはずなのですが、私たちは迂闊にもハイキングコースをその時知らず…下からイエルベエルアグアを見学できず…(;ω;)本当に残念。

ざんねんな私たち

そして、その崖の最上部には、湧き出た水で天然のプールができてしまったのです。

もう完全プール

イエルベ・エルアグアってスペイン語で沸騰した水と言う意味なんですが、熱くはなく水温は25度くらい。プール部分はだいぶ濁っていたので、日本人は抵抗感があるかも…笑 私たちも足をポチャポチャしただけで泳ぎませんでした。

秘境ムードに押し流される私

しかし、プール部分から見渡すだけで絶景につぐ絶景。絶景というか異景でした。本当に来てよかった。周辺の村の風景も含めてここに来る前と後では何かが変わった気がします。

イエベエルアグア


さて、感動のイエルベ・エルアグアの後は、ミトラ遺跡に向かいます。

本当はバスで向かいました

ミトラ遺跡は有名なモンテアルバン遺跡を捨てたサポテカ人が次に作った都市、9世紀頃の遺跡です。

ミトラ遺跡ちょっと小さめ

ガイドさんの話が長すぎて1人2人と離脱してミトラ遺跡の方へ歩き出したのが、私、中国人2人、韓国人1人の合計4人。アジアの血を感じました笑

ミトラに近寄ってみる

基本的にモザイクの幾何学模様が売りの遺跡でこじんまりしていながらもピラミッドに登れたりします。

下から見上げる

上から見下ろす

覗いてみる

寄り添う

ただどうにも嫌なオーラが…ガイドさんの英語とスペイン語ではよく分かりませんでしたが、やはり生贄の死体がたくさん出たりお墓だったりした遺跡が多いとのこと。早々に後にして売店を物色していました。

オレンジジュースとざくろ

ただ、このとき飲んだオレンジジュースは市場とは違いちょっと不穏な味が…。そしてその影響は的確に胃腸に響き…以下自粛。やっぱり遺跡の食べ物は要注意ですね。

子どもたちが遊んでました


この遺跡のあと、やっとこさお昼。時間はもう5時。ビュッフェスタイルのレストランはそこそこのお味でした。別料金で100ペソくらい支払いました。

ビュッフェスタイル

スープもごはんもソコソコのお味

さて次にバスが向かった先は最終目的地メスカル工場。メスカル Mezcal とはオアハカの地酒で蒸留酒の一種。

蒸留方法を説明する人、される人

私は全くアルコールを受け付けない体質なので、メスカルは買わなかったのですが友人や他のみんなは楽しそうに試飲してました。そしてバカ売れ笑

色とりどりのメスカル

こうしてオアハカ市内に戻ったのは夜の七時。実は今晩がオアハカ最後の夜なんです。これは美味しいものを食べないといけない!

これまた様々な人にオススメいただいたオアハカレストラン  ラ・オジャ La Olla に行きました。

ラオジャの内装。可愛い!

まずは何も言わずに出てくるトルティーヤチップス。これが美味い。

トルティーヤチップス

ワカモレ。うまい!!

メインはウサギの肉とアマリージョのモレ、ブラックモレのタマレス。どちらも美味しゅうございました。

メイン料理

バスツアー席ぶんどり事件のイギリス人夫婦も来たのには笑いましたが。ラオジャ、接客も優しく、お料理もとても美味しかったです。

最後の夜なのでいつものカフェでお茶を飲むことに。

カフェラテにチョコ


閉店時間を確認したところ、閉店15分前に到着したことが判明。あきらめて帰ろうとすると、でもお客さんいっぱいいるよ、との友人の声。確かに。お客さんはたくさんいる。そして帰る気配はない。カフェラテを頼んでみると、喜んでだしてくれたので、私たちも着席。何となくドキドキ迎えた閉店時間、誰も帰らず。30分後も全員帰らず。居残りお客たちの間で掃除が始まっても誰も気にしません。大体店員さん自体が気にしていない…。メキシコのおおらかさを感じました。

お店の看板


明日はいよいよメキシコシティ。
その前に念願のお料理教室が!!風邪も治ったし、がんばるぞ。



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