死者の日が明け、3日目は日本から予約したツアーに参加することにしました。
ペリカントラベルネットで予約できる、さるツアー。
オアハカで手工芸販売を営む日本人のようこさんと、アギラールファミリーの陶人形、サンアントニオの刺繍ブラウス、織物、アレブリヘスなどの工房を回るお買い物ツアー。可愛い教会やレストランも行けるから女子にピッタリ。トゥクトゥクやバスに乗って回れるのも楽しい。
地元タクシーに乗ってバス乗り場まで。
観光客の分際でバスに乗るのは本当にむずかしい。でもガイド付きなら楽々乗れます(^-^)
バスのドアが開けっ放しなのには新鮮な驚きがありました。運転手チョイスの音楽が流れっぱなしのバスもあるそうで笑
今回は風が気持ちいい爽快なバスの旅を1時間。色々なお話もきけました。
最初の目的地はオコトラン デ モレーロスOcotlán de Morelos の中心地に建つサントドミンゴ教会です。建てられたのは16世紀。地元アーティストのロドルフォ・モラレス Rodolfo Morales 財団によって修復されたとのことです。
もちろんオアハカのサントドミンゴ教会とはまた別のサントドミンゴ教会。つまりメキシコ各地にサントドミンゴ教会はあるらしく、分かりやすく言えば日本で氷川神社が沢山あるのと同じですね。
写真だと分かりにくいですが、可愛いらしい水色の教会です。
教会の中もステキ。
隣接する修道院は美術館に改装され、ロドルフォ・モラレス本人の作品、100点以上のアギラール ファミリー(陶人形作家一家)作品のコレクション、宗教画が展示されていました。もちろん、こちらも鑑賞。
モラレスの絵画は素朴なタッチでメキシコ女性を描くものが多かったです。特に様々な人々の顔を描いた細い長いポールを部屋一面に並べて展示している様は壮観でした。おもしろい!
彼の絵の写真撮影は禁止だったので、この動画をぜひ。
メキシコの建物で感心するのが、その空間の使い方。一つ一つの部屋は小さくても扉のないドアを使うことで空間がグィッと広がります。
採光と空間利用がすばらしい |
こちらの美術館、元々は修道院だったので古きメキシコの様子も垣間見られます。なにより大きな窓の採光がステキ。
昔の部屋が保存されています |
昔の食堂だったのかな |
気持ちのいい屋上も!
屋上もあるなんてステキです。 |
古い石壁があまりにすてき。
あまりのステキさに顔が緩みっぱなし |
モラレスの絵画以外は様々な陶人形たち。やはり目を奪われたのはガイコツ、悪魔系。
うーん、素敵です。
美術館を堪能したあとは市場へGO!
市場へ行くのは初めてで緊張しいしいだったのですが…わー!!あまりの魅力的な光景に早速心を奪われます。
ザ・市場 |
メキシコは市場まで色とりどり!そして憧れの死者の日のパンが!
死者の日には死者の日のパンを飾るのが習わしで、色んな種類があるはずなんですが、、この市場の死者の日のパンには変な顔がついています。。
顔が、顔がついている!? |
日本のお盆に飾るナスやキュウリの動物たちと同じく、、謎です。もちろん顔がついていない死者の日のパンあるのはずなのですが、この市場のパンにはみんな顔がついてます!
死者の日のパンてんこ盛り…。 |
死者の日の翌日だから叩き売られてる、、、。そして死者の日の顔の部分も袋詰めに。
顔が詰められてます!事件です! |
どうしても欲しかったので5個ほどバラ売りしてもらいました。
一方、友人は食器選びに余念がなく。
一生懸命チョコラテの壺を探す友人 |
面白いプラスチックの食器がいろいろありました。
にわとり…ひよこ…何のセットだろう |
安っぽさが愛おしいカップたち |
もちろんパンや食器の他にもいろいろ売ってます。
美しい野菜たち |
これはナンだろう…??モレ? |
チョコラテの素です。私たちも数個購入。 |
こちらは売り物じゃありません。 |
ナンなんでしょう。本当に市場は何でもあり |
市場には軽食がとれるスペースもあり、そこにはフリーダカーロがいました。笑
どうみてもフリーダカーロ |
フリーダがコーヒーと死者の日のパンを出してくれました。
よく働くフリーダカーロ |
出てきたコーヒー。
コーヒーはなみなみ |
メキシコではコーヒーの粉を湯で沸かしてその上澄みを飲むそう。つまり、一般家庭ではドリップをしないのです。(カフェはのぞく)で、そのお味は、うー薄い!コーヒーはパンに浸して食べるそうです。で死者の日のパンも出てきました。
念願の死者の日パン、ちょっとパサパサ? |
コーヒーに浸して食べてみました。うん、まあまあまあなお味…。
顔の部分はもちろん食べられません。
でた!死者の日のパンの顔!! |
そして3人分の死者の日パンの顔をゲット。
パンから飛び出た変顔たち |
市場を出ると念願のトゥクトゥクに乗ってアギラールファミリーの陶人形工房へ!
トゥクトゥク。これ四人乗り。 |
助走できそうなスピードですが、なんとも楽しい!
トゥクトゥクとすれ違ったり |
アギラールファミリーの陶人形工房は一見すると普通のお宅。
焼き物工房と職人さん |
ここで煮詰めるんでしょうか。 |
しかし、中には色とりどりの焼き物が!
見事な焼き物たち |
見事な上に面白い焼き物たち |
かわいい!
色づけする前の焼き物も |
超特大サイズ! |
これ鈴です。いい顔してます。 |
オアハカの人々
友人は色とりどりの鈴を、私はガイコツを三体買いました。三体で1500円くらいでした。
|
私が買ったガイコツたち |
正直、工房を訪れた時は美術館入りするほどの焼き物を生み出した陶芸工房とは思いませんでした。貴重な体験をさせていただきました。
そして次の目的地は、サンアントニーノ San Antonio 刺繍のブラウス工房!
やっぱりトゥクトゥクで移動!
トゥクトゥクに乗る直前の様子 |
トゥクトゥクはゆっくり走る上に窓やドアがないため笑、写真が非常に撮りやすいです。
トゥクトゥクからの景色 |
刺繍工房は文房具屋さんに併設されていましたw
工房の表面は文房具屋さん |
奥に入るとなにやら工房? |
工房へ入ると職人さんが刺繍のデモストレーションをしてくれました。
工房だ!!職人だ!! |
美しい刺繍、美しすぎる下絵 |
一枚ずつこんなに細かい下絵を書いて丁寧に刺繍していくそうです。下絵も職人さんが描くそう。上手だなあ。
気に入ったブラウスがあったので早速試着。
ちゃっかり試着。そのままお買い上げ。 |
そして、そのまま着て帰りました笑
この一枚で250ペソ、2000円くらい。
私は一枚、友人は二枚購入。最後にみんなで記念撮影して終了!
みなさん優しかったです! |
さて、次は織物工房へ。もちろん移動はこちらでw
はい、トゥクトゥクです。 |
面白い壁画があったのでパチリ。
アトム?なんか右手が二股? |
州都オアハカから南に約30キロほどの位置にあるオコトラン。やっぱりオアハカよりのどかです。
路上でも写真を撮りたがるザ・観光客 |
いざ着いた工房は広々。
ちょっとしたお屋敷です |
織物のデモストレーションをしてくれました。
依頼されてビニール紐で編んでいるそう。すごい技です |
職人さんの彼女は四歳で織物を始めたそうです。下絵はなく、犬と決めたら犬を、牛だったら牛をどんどん編み込んでいける、とのこと。素晴らしい、、。
細かい模様が入った織物 |
このあと裏表編み込んである見事なテーブルクロスを購入。
どうしても顔に目が行きますが主役は下のタペストリーです |
ちょっと死者の日パンの顔が乗っていますが、、こちら。一緒に同じ模様のランチョンマットとコップ敷きを買いました。日本円で400ペソ、3200円くらい。考えれば考えるほど格安です。
お次はお待ちかね、ランチタイム!
コーラとガイコツ |
華やかなガイコツがお出迎え。
壁に面白い顔が!! |
華やかな外装。
でもトルティーヤを焼く顔は真剣 |
のんびりオープンキッチン。
謎に華やかな旗はなに?! |
華やかな内装。
メニューまでかわいいからうれしくなります |
華やかなメニュー。
トマトスープが出てきました。
これも美味しかった! |
美味しい!豚肉にチーズと人参を挟み焼いたものに酸味が効いたサルサベルデがかかっているオアハカ料理。激ウマです!
付け合せにセルベッサの花が |
店内には可愛いガイコツがたくさん!
デカイガイコツ |
フレンドリーなガイコツ |
もはやガイコツかどうかも分からない |
もちろん死者の日の祭壇も!
やっぱりオフェンダ、ありました! |
そして併設された小さな遊園地には孤高のガイコツが!
このガイコツ、待ち受けにしてます |
私もガイコツが好きだけど、本当にメキシコってガイコツが好き…。
なんか皆楽しそうだなあ! |
次は最後の目的地、アレブリヘス工房へ!トゥクトゥクを待つ間に路上店舗でもステキなアレブリヘスが。
バス待ちの間にちょっとおじゃまじゃま |
あくまでも陽気 |
可愛いです。
目指す目的地はハコボさんという地元の名士のアレブリヘス工房。さすがいまだかつてない豪華な工房!
大邸宅!! |
まずは非常に可愛い犬がお出迎え!しかも光の速さで駆け抜けていきました。
この犬メキシコ一番可愛い犬! |
そして、アレブリヘスの作り方をお兄さんが説明してくれました。
どことなく後輩に似ているお兄さん |
まず一本の木から彫り物をつくる。
美しいジャガーの下象ですね |
オイルにつけ、乾かし、自然染料でいろづける。
じっくり何週間もつけるそう |
これは全部ざくろなどの自然染料。すごいです |
職人さんたちはモクモクと作業をしていました |
お見事!働いている方々は見習いから始まり1日10時間くらい作業するそう。
そして完成品ももちろん売ってます。
精密!! |
華麗!! |
不気味!! |
ここまで来ると芸術品ですね。私は自宅用に小さな安めのネズミを持ち帰りました。
最後にハコボさんとお写真を。成功者の匂いがムンムン!
ハコボさんとわたしたち |
これにて盛りだくさんな、さるツアーは終了!ようこさん、長々ありがとうございました!
夜はサンドミンゴ教会が見渡せる夜景のきれいなレストランで。
カップルが多いこと多いこと… |
美しいテラス席だったんですが、唯一の難点が寒いこと…。
寒いから厚着してます |
まずはトルティーヤスープ。…ぬるい?
寒いのにぬるかった致命的なスープ |
その後、頼んだ海老のブイヤベースはびっくりショーアップされていました。冷えたスープに焼けそうに熱い石を何個も何個も入れていきます。トルティーヤスープにもイレテホシカッタヨ!
焼き石を入れる様は派手だったが |
出てきたのがこれです。
意外に地味な食べ物 |
なんて。こちらはとても美味しかったです。しかし寒くて早々に退散。
日中は半そでで十分なくらい暑いのに夜はダウン着用。温度差10度ってすごい。だから風邪引いちゃうんだよー。
明日はオアハカ街歩きでまた早起き!早く寝ましょう。
0 件のコメント:
コメントを投稿